コーチとの衝突
寂しさと、悔しさと。現役続行にこだわった末の苦渋の決断だった。シーズン5試合を残しての退団。決断の裏には、首脳陣との感情のもつれがあった。山崎自身が会見で
「事の発端は京セラドーム。コーチとの衝突もありましたし…」
と明かしたように、起用法をめぐって不信感を抱いたのは事実だった。1日のオリックス戦で2試合連続の先発落ち。その際に首脳陣から何の説明もなかったこ とで、コーチに食ってかかったという。翌2日に星野監督と直接話し合ったが溝は埋まらず、その後も出場機会はなかった。
◆山崎 武司 (やまさき・たけし)1968年(昭43)11月7日、愛知県出身の42歳。愛工大名電では甲子園出場なし。86年ドラフト2位で中日入団。96年に39 本塁打でタイトル獲得。02年オフにオリックスへトレードで移籍。04年オフに戦力外通告を受け、楽天入り。07年に43本塁打、108打点で2冠王に輝 く。現役25年間で通算2107試合に出場し打率.258、402本塁打、1185打点。1メートル82、100キロ。右投げ右打ち